主な河川の水質
最終更新日:2024年3月28日
(1)新町川
「水の都・徳島」のシンボル新町川は、昭和40年頃は、工場や家庭からの排水の影響で汚染が進んだため、BODは30mg/l前後もあり、魚のすむことが出来ない「死の川」とまで呼ばれました。その後は、工場排水の規制や下水道整備、吉野川の水を流し込む新町川浄化ポンプ場の設置などにより、水質は大きく改善され、新町橋付近でも多くの魚を見ることができるようになりました。
近年、新町川のBODは年平均値で2.0mg/L前後となっており、水質はおおむね良好な状態です。
(2)新町川水系の他河川
田宮川や冷田川は、流域の住宅から流れ込む生活排水等の影響による汚濁が見られますが、合併処理浄化槽の普及等により、徐々に水質が改善されています。
また、北部浄化センターが平成11年に稼働を始め、周辺を流れる大岡川等の水質改善につながっています。
(3)吉野川
県内最大の河川であり、上水道、工業用水、かんがい用水等として広く利用されています。水質の経年変化をみると、BODは1.5mg/L前後の水質を保ってます。
吉野川は水量が豊富であるため、水質も安定しています。
(注)送電線下は、四国三郎橋と名田橋とのほぼ中間地点になります。
BOD
水中の有機物などが微生物により酸化・分解される際に消費される酸素量のことです。
水の汚れを表す指標であり、数値が大きくなるほど水が汚れています。
コイやフナなどの魚がすむ為には、5mg/L以下の水質が必要と言われています。
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