スプレー缶・カセットボンベの正しい取扱方法
最終更新日:2022年7月5日
スプレー缶・カセットボンベの取扱いにご注意ください!!
日常生活ではスプレー缶やカセットボンベがさまざまなところで使用されています。これらは、使い勝手がよく、多様な用途に使用されていますが、使用方法や廃棄方法を誤ると、大事故につながる恐れがあります。今一度、スプレー缶やカセットボンベの正しい取扱方法をご確認ください。
正しく取り扱うことで、事故を未然に防止することができます、皆さまのご協力をお願いします。
スプレー缶やカセットボンベには注意書きがされたものがあります。
スプレー缶は、噴射するために可燃性ガスを使用しており、このガスに火気を近づけると、引火し火災につながるおそれがあります。スプレー缶やカセットボンベに記載されている注意書きをよく読み、正しく取扱いましょう。
注意書きの一例
スプレー缶・カセットボンベによる火災が発生しています。
(事例1)
台所でガステーブルを使用中に、使い終わったスプレー缶を捨てるために穴を開けたところ、缶内に残っていた可燃性ガスが噴出し、ガステーブルの火が引火し火災となった。
(事例2)
石油ファンヒーターの温風吹き出し口付近に、カセットボンベを置いていたため、カセットボンベが過熱されて破裂し、噴出した可燃性ガスに石油ファンヒーターの炎が引火し火災となった。
(過熱:必要以上に温度が上がること。)
スプレー缶・カセットボンベの火災を防ぐために!!
使用する前にLPガスの性質を確認しましょう!
・LPガス(LPG)とは、「Liquefied Petroleum Gas(液化石油ガス)」の略称で、プロパンやブタンなどの比較的液化しやすいガスの総称です。主成分がプロパンの場合は、プロパンガス、ブタンの場合はブタンガスと呼ばれます。
・極めて可燃性・引火性の高いガスであり、空気より比重が重く、底部に滞留します。
屋内でのガス抜きは危険です!
スプレー缶のガス抜きを屋内でする行為は、火災につながるおそれがあり非常に危険です。過去に、台所でガス抜き作業中に、ガスコンロの火が引火した火災が徳島市内で発生しています。
ガス抜きは周囲の火気に注意して、屋外の風通しの良い場所で行いましょう。
安全に使用するために
・カセットコンロには安全装置が備わっていないものもあるので、調理する場合は、温度管理に注意し、その場を離れないようにしましょう。
・火を使用する付近には、スプレー缶等を置かないようにしましょう。
・ガスボンベの温度が上がらないように使用しましょう。
(カセットこんろのボンベカバーが覆われるような大きい鍋等の使用はやめましょう。)
(カセットコンロを2台以上並べて使用するのはやめましょう。)
スプレー缶・カセットボンベのごみの出し方にご注意を!!
スプレー缶・カセットボンベのごみの出し方は各自治体で異なります。
徳島市の場合、スプレー缶・カセットボンベは必ず中身を使い切ってから穴を開け、ほかの燃やせないごみと区別して出してください。
穴を開けずにごみに出すと、ごみ収集車から火災が発生する危険がありますので必ず守ってください。
詳しくは下記のページをご参照ください。
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