令和6年度イベント報告（41）「阿波の人形師「天狗久」を知ろう！」

　令和6年9月23日（月曜・祝日）、はこらいふ図書館5階おはなしのへやにて「阿波の人形師「天狗久」を知ろう！」を開催しました。講師は、徳島市天狗久資料館学芸員の瀧山 雄一さんです。8名のかたにご参加いただきました。
　最初に、阿波人形浄瑠璃の歴史や特徴を紹介。農村舞台での春秋の上演が村人たちの楽しみであったことや、一体の人形を三人で動かす世界でも例がない仕組みや文楽人形との違いなどを、写真を使って説明してくださいました。
　次に、昭和16年制作の映画「阿波の木偶」を上映しました。初代天狗久こと吉岡 久吉さんが人形の頭を彫っている貴重な映像です。
　講座終了後には、実際に人形の頭に触ったり動かしたりする体験をさせていただきました。笑顔で頭を動かす様子は、皆さん子どもに返ったようでした。また、瀧山さんに質問している姿も見られました。今回の講座を通して、より一層阿波人形浄瑠璃や天狗久に興味を持っていただけた様子でした。
　参加者のかたからは「詳しく天狗久さんの事を知れて映画の中の天狗久さんは話をする時は優しくそして人形をほっている時の真剣な顔が人形に命を入れているそんな風に感じました」などの、ご感想をいただきました。
　瀧山さん、参加していただいた皆さん、ありがとうございました。