「リノベーションまちづくり講演会@とくしまvol.1」開催報告
最終更新日:2021年6月4日
講師である西村浩氏が、故郷で手がけたリノベーションまちづくりの実例をもとに、民間のかたや不動産オーナーのかた、行政職員に向けて参考になる、とても興味深いお話をしていただきました。
これからの幸せなまちのあり方とは、そして住みたくなる日常の風景ってどんな風景だろうと、考えて実践するきっかけをいただきました。
講演内容
リノベーションまちづくりとは
地域の課題を解決し、新たな価値を生み出すもの
「将来こうなったらいいな」というイメージを実現するために、場合によってはまちのユーザーを変えることもある
右肩あがりの時代のまちづくり手法のようにハードを優先しない。先に使い手を見つけ、使い方を想定しておくことが大事
これからの不動産経営に重要なエリアの価値をスピーディに上げることができる、時代にあった新しい手法がリノベーションまちづくり!
前例のない時代を右脳で考えて楽しもう
日本の人口は2008年にピークを迎え、わたしたちは今「超人口減少」「ウィズコロナ」「超災害」の3大未体験ゾーンに突入
かつてあった昭和のにぎわいはもう戻ってこない
右脳(イメージ脳)で考え、想像と妄想から新しいアイデアが生まれる
空き地だらけのスカスカのまちの幸せな暮らしを探そう
全国各地の中心市街地で見られる空き地の駐車場化現象
「まちなかの駐車場が芝生の空間になったらどうだろう」という発想から始まった佐賀市での取組
居心地のいい空間には自然と人が集まりお店もできる
エリアに人気がでると地域の中で経済を循環させる仕組みができ、エリアの価値が上がる
公民の連携とこれからの課題
リノベーションまちづくりは公民の連携と役割分担が重要
公共空間活用の慣習化、日常化へ
民間主導のプロジェクトをいかに行政がアシストしていくか
当事者としてまちづくりを考える人と人のつながりがまちを変えていく
失敗は即座に軌道修正、成功はさらに進化を!
参加者数
50人(会場は24人、オンライン視聴は26人)
参加者の声
駐車場の増加が、まちの衰退に結びついていくという視点が無かったため参考となった。
民間が、ローコストのまちづくり活動を、短期的に修正しながら継続的に取り組めることが必要であり、公民の役割の分担の考え方を整理するうえで参考となった。
もう元には戻らない。スカスカのスポンジ状のまちを享受し「にぎわい」の意味合いや質を変えていく。目から鱗でした。
すごい熱量を感じる講演でした!
佐賀市の実例があり分かりやすかった。衰退するまちが復活する希望が持てた。
リノベーションまちづくりの理念について、佐賀市の事例に触れながら、じっくりとお話しいただけたので、参加者みんなが共有できたのでは。
まちなかでありながら、子育てに魅力あるまちづくりというのは教育面で利のある徳島市に適していると思った。
お問い合わせ
都市建設政策課
〒770-8571 徳島県徳島市幸町2丁目5番地(本館4階)
電話番号:088-621-5265・5266・5267・5270
ファクス:088-621-5273
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