刊行物・図録のご案内
最終更新日:2024年10月13日
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松浦武四郎の遍路-北海道人、四国を旅する-
松浦武四郎(1818~1888)は、幕末に「蝦夷地」(現在の北海道)の調査を行い、明治時代には「蝦夷地」に変わる新たな名称「北加伊道」(字は「北海道」となる)を提案したことによって、「北海道人の名付け親」として世に知られています。その一方で武四郎は全国を歩き続けたことでも知られており、青年時代には四国遍路を行いつつ、四国も一周しています。武四郎はその記録を「四国遍路道中雑誌」(松浦武四郎記念館蔵、重要文化財)として弘化元年(1844)にまとめています。この資料は遍路のみならず、当時の四国を知り得る貴重なものだといえます。
本展覧会では「四国遍路道中雑誌」の記述をもとに、四国各地の歴史と文化・風俗をさまざまな資料から御紹介いたします。「北海道人」松浦武四郎のみた四国を追体験で旅するように展覧会をお楽しみいただけますと幸いです。(編集・執筆 岡本佑弥)
2024年10月 A4版 104頁 1,020円(税込) (郵送料310円)
阿波戦国絵巻-細川・三好・長宗我部・蜂須賀-
「戦国時代」、それは室町幕府の威光が衰えゆくなか、権力の維持をはかる旧来の勢力と、新たに成長を遂げた新興勢力とが入り交じり、全国各地で火花を散らした動乱の時代です。ここ阿波の地においても、太平の江戸時代が訪れる以前は、数多くの群雄たちがぶつかり合い、覇を競っていました。
阿波の戦国時代において主役となるのは、細川・三好・長宗我部・蜂須賀の四つの大名家です。この特別展では、展示を五つの章に分け、彼らがどのように阿波の歴史に現れ、また消えていったのかを、一連の流れとして辿っていけるよう構成しています。特別展のタイトルである「絵巻」を読み進めるように、乱世阿波の物語を楽しんでいただければ幸いです。(編集・執筆 森脇崇史)
2023年10月 A4版 108頁 1,020円(税込) (郵送料310円)
阿波藍商の〈たからもの〉
本展覧会は、徳島県内、吉野川流域で発展した江戸時代以来の藍商の流れを汲み、明治以降は酒造、紡績業などにも携わった名望家・素封家の家に伝わった近代日本画のコレクション=名付けて「阿波藍商コレクション」の名品を、はじめて紹介するものです。
明治から大正、昭和初期にかけて活躍した当主によって収集された、このコレクションは、横山大観や下村観山をはじめとする日本美術院系の画家を中心に、富岡鉄斎、あるいは上村松園など京都画壇、関西系の画家をも交えた近代日本美術史を彩る主要作家の作品が網羅されています。阿波藍の隆盛によって蓄積された藍商の富を背景にして、はじめて可能となった一大コレクションであるとともに、それが徳島大空襲の戦火をまぬがれ、戦後から現在にいたるまで人知れず守り伝えられた奇跡のコレクションともいえるでしょう。阿波藍商の後裔が育んだ美意識に触れていただきながら、近代日本美術の精華をご堪能ください。
(編集・執筆 小川裕久)
2022年10月 A4版 96頁 1,020円(税込) (郵送料310円)
住吉派の興隆と阿波徳島の画人たち
本展覧会は幕府御用絵師を代々つとめ、江戸におけるやまと絵の伝統を継承し、牽引してきた住吉派歴代、およびその画系に連ねる板谷家、粟田口家などの絵師たちによる画業を紹介しようとするものです。
あわせて江戸時代後期、阿波徳島の出身で、江戸に出て住吉派を学ぶ、その画技を徳島に伝えた渡辺広輝や守住貫名をはじめとする徳島藩御用絵師などの作品をとりあげながら、住吉派門人の拡がりについても御覧いただきたいと思います。
住吉派における図像の継承と新たな創造など、流派が辿った軌跡について作品を通して検証を加えながら、歴代の画人たちの個性にも留意していきたい。さらには徳島ゆかりの住吉派画人たちの多彩な作品を紹介する中で、中央画壇が地方にもたらした影響にも理解を深めつつ、江戸時代後期に隆盛を誇った住吉派がもたらした文化的遺産と、その後の近代に向けての展開についても探っていきたいと考えております。(編集・執筆 小川裕久)
2021年10月 A4版 104頁 1,020円(税込) (郵送料310円)
四国遍路と徳島藩
江戸時代は四国遍路の歴史のなかで画期となる時代です。よく知られる八十八ヶ所霊場は江戸時代初期までに成立し、現在そのすべての霊場に存在する大師堂もまた、江戸時代を通して整備されました。さらに庶民を四国遍路に誘う案内記が出版され、空前の四国遍路ブームが巻き起こりました。徳島において、この時代の遍路や霊場を支えたのは、徳島藩の人びととその藩主 蜂須賀家でした。
この特別展では江戸時代の四国遍路史に焦点をあて、四国遍路が修行の「辺路」から巡礼の「遍路」へと変化したことをわかりやすくご紹介します。(編集・執筆 岡本佑弥)
2020年10月 A4版 104頁 1,020円(税込) (郵送料310円)
王手! 将棋の日本史
はるか昔、海を渡って古代日本にもたらされた「将棋」。多様な個性を持つ駒を操って対戦するこの盤上遊戯は、日本独自の進化を遂げながら普及し、権力者から一般庶民にいたるまで階層を超えた多くの人々を熱中させてきました。本展では、将棋に関連する様々な資料を取りそろえ、頭脳競技として、そして国民的娯楽として、今も人々を魅了し続ける将棋の世界を探訪していきます。(企画・編集・執筆 森脇崇文)
2019年10月 A4版 104頁 1,020円(税込) (郵送料310円)
討入りとその周辺 赤穂浪士と徳島藩
赤穂事件は、元禄14年(1701)赤穂藩主浅野内匠頭長矩が江戸城内で高家筆頭吉良上野介義央に切りつけたことに端を発します。浅野家は御家断絶、家臣は離散しましたが、その一部47人は義央を討ち、主君の仇を報いました。この赤穂浪士の敵討ちは、「忠臣蔵」として浄瑠璃や歌舞伎などに取り上げられ、国民的人気を博し現在に至っています。
この展覧会では、赤穂事件と忠臣蔵の世界を取り上げるとともに、大石内蔵助が討入り前日に徳島藩関係者に送った暇乞い状はじめ、徳島藩家老池田家に伝来した関係資料を公開し、赤穂義士と徳島藩の人々の関係に焦点をあてます。有名な討入りを支えた人々の存在を提示することで、本事件をあらためて見直すきっかけとしたいと思います。(編集・執筆 根津寿夫)
2018年11月 A4版 103頁 1,020円(税込) (郵送料360円)
鐡華繚乱 ものゝふの美
かつて戦場に命をかけた武士(もののふ)たちは、自らを守り、一族の意思を貫くために武器武具に命運を託しました。武士の命をあずかる武器武具は、時に家柄を、時に威容を示す道具として大切に扱われ、当時の武士の美意識もまたそこに反映されていきます。
今回開催します特別展「鐡華繚乱 ものゝふの美」は、武器武具の一大展覧会です。東京富士美術館が所蔵する名刀と甲冑などの武具、そして徳島藩主蜂須賀家伝来の武器武具が一堂に会し、三章の構成で開催します。
本展覧会は、徳島でかつてない規模の本格的な刀剣・武具の展示といえます。これを機に武器武具の美を堪能していただき、武士の美意識を感じていただければ幸いです。(作品解説執筆 岡本佑弥・小川裕久・桑野あさひ・坂本憲一・宮崎隆旨・森脇崇文・)
2018年1月 A4版 79頁 1,500円(税込) (郵送料310円)
幽霊-美と醜の物語
江戸時代、怪談文化が花開き、幽霊画大活躍しました。太平の世にあって、人々は畏れの感情を抱きながらも、怖さを楽しみ、芸能・芸術として昇華していったのです。
今回の展覧会は、累・お岩を中心に、徳島と怪談、絵師と幽霊、精神と幽霊というテーマで展開しています。幽霊の「美」と「醜」を切り口に、歌舞伎台本・番付や浮世絵、草双紙、肉筆幽霊画など幽霊をめぐる資料を取り上げながら、近世以降の日本の幽霊像を読み解いていきます。(編集・執筆 桑野あさひ)
2017年10月 A4版 112頁 1,020円(税込) (郵送料360円)
坂東宗稜と近代徳島の茶の湯
徳島市立徳島城博物館では平成23年(2011)に特別展「阿波の茶の湯」を開催し、江戸時代における裏千家と蜂須賀家の関係を主軸に、阿波徳島で育まれた茶の湯の歴史について紹介しました。その展覧会を受けて、この度開催致しましたのが特別展「坂東宗稜と近代徳島の茶の湯」です。
幕末明治期における玄々斎精中の来徳などを契機として裏千家の茶風が広まっていった徳島における茶の湯の隆盛は、大正10年(1921)の徳島松風会の発会、それを実質的に継承した昭和16年(1941)の淡交会徳島支部の発足へと結実していきます。松風会の会長、そして淡交会初代徳島支部長として、その中核を担った茶人こそ坂東宗稜(1889~1968)であり、徳島の茶道界に対する貢献には大変大きなものがあります。その傍ら、宗稜は徳島の地で鋭意茶道具の蒐集を推し進め、茶の湯の歴史についても深く考究していきました。
本図録では、このたび当館に寄贈された「坂東宗稜蒐集茶道具」の数々を通して、坂東宗稜の人となりについてご紹介いたします。阿波徳島の茶道史に想いを馳せながら、近代徳島を生きたひとりの茶人が愛した茶の湯の美と心について触れていただければ幸いです。さらに、寄贈者坂東佑二郎氏による「寄贈の思い」、野村美術館館長谷晃氏による論考『「坂東宗稜蒐集茶道具』と高麗茶碗」、当館学芸員小川裕久「徳島の茶人 坂東宗稜について」や作品解説を収載しています。(編集・執筆 瀧山雄一・小川裕久)
2016年10月 A4版 143頁 1,020円(税込) (郵送料360円)
中国国分/四国国分―秀吉の天下取りと智将・蜂須賀正勝―
秀吉の片腕として広く「小六」の名で知られる蜂須賀正勝。後世の俗書に登場する荒武者の虚像とは裏腹に、史実の正勝は秀吉の信任のもと、他勢力との折衝を委ねられる智謀の将でした。彼の辣腕は、中国出兵後に毛利氏との間で繰り広げられた熾烈な境界交渉をまとめあげ、また四国出兵では長曾我部氏の早期降伏を実現させます。秀吉の「中国国分」「四国国分」は、その功績の上に成立をみるのです。本図録では、蜂須賀正勝の活動を主軸に据え、秀吉にとって天下人への足がかりとなった両国分の実像を解き明かしていきます。さらに、論考として森脇崇文「再考・蜂須賀正勝―研究基盤整備の試み―」も収載しています。(編集・執筆 森脇崇文)
2015年10月 A4版 115頁 1,020円(税込) (郵送料360円)
四国の大名-その美と心-
天正13年(1585)四国を平定した豊臣秀吉は国分を行い、土佐を長宗我部元親、讃岐を仙石秀久、伊予を小早川隆景、阿波を蜂須賀家政に与えました。その後、豊臣から徳川へと時代が移り、四国の大名も大きく変貌を遂げます。幕末まで残った大名の内、讃岐の高松松平家と丸亀京極家、伊予の宇和島伊達家、土佐の山内家、阿波の蜂須賀家の6家を対象にして、伝来した美術工芸作品や歴史資料から、大名家の歴史に加えて、固有の文化や伝統、美意識を紹介しています。11月8日開催のシンポジウム「四国の大名、その美と心を探る」の基調講演・報告要旨、胡光氏「四国の大名―地域文化形成の歴史的前提―」、御厨義道氏「高松松平家―御三家連枝筆頭の家―」、山口美和氏「宇和島伊達家―政宗の遺風と仙台からの独立―」、藤田雅子氏「土佐山内家―「一豊以来」の家―」、根津寿夫「阿波蜂須賀家―大坂の陣の栄光―」を収載しています。(編集・執筆 根津寿夫)
2014年10月 A4版 104頁 1,020円(税込) (郵送料310円)
狩野栄川院と徳島藩の画人たち
幕府御絵師である狩野家のうち最も繁栄したとされるのが木挽町狩野家であり、その礎を築いた画人が狩野栄川院典信(みちのぶ)です。この典信のもとで画技を学んだ絵師の中には、阿波徳島藩出身の矢野典博や河野典雄、佐々木惟照らの姿もありました。江戸時代、画壇の頂点に君臨していた江戸狩野派の、絢爛豪華かつ瀟洒淡麗、まことに多彩な画業の粋を紹介した本書は、狩野栄川院の画業をまとまったかたちで紹介する、おそらくはじめての図録となります。さらに栄川院の画業がどのように継承されたのかについて、徳島藩絵師を事例として紹介するほか、栄川院下絵になる徳島藩御用蒔絵師である飯塚桃葉の作品についても収録。さらに論考として小川裕久「狩野栄川院典信雑考」、高尾曜「狩野栄川院と飯塚桃葉」が掲載されるほか、さまざまなコラムを通して近世絵画の諸相を探ります。(作品解説執筆 高尾曜・小川裕久)
2013年10月 A4版 104頁 1,020円(税込) (郵送料310円)
「唐入り」の時代―秀吉の大陸出兵と大名たち―
天下人・豊臣秀吉が栄華の果てに目指した、東アジアに君臨する明国の征服という飽くなき野望。同時代には「唐入り」、現在は「文禄・慶長の役」の呼称で知られるこの戦争の実像に、様々な角度からスポットを当てた展覧会の図録。二部構成のうち、前半の「第一部 大陸出兵の顛末」では、秀吉の思考・行動とその変化を中心に、大陸出兵の始動から挫折に至るまでの経緯を取り上げます。また、後半の「第二部 諸大名の「唐入り」」では、秀吉の命により出兵の実動戦力となった大名家のうち、特に主要な役割を果たした島津・毛利・小早川・宇喜多・蜂須賀の五大名家に注目。前代未聞の対外戦争に直面した彼らの動向を追っていきます。巻末には、秀吉の死後に起こった関ヶ原合戦と「唐入り」の関連性を、先に取り上げた五大名家の視点から検証する論稿、「帰結としての関ヶ原」を収載しています。(編集・執筆 森脇崇文)
2012年10月 A4版 96頁 1,020円(税込) (郵送料310円)
絵図図録 第一集 徳島城下絵図
徳島城博物館で組織している「絵図調査会」の諸氏によって執筆編集された「絵図図録」第1集。城下町徳島を対象に、藩政期の主要な絵図や風景画を可能な限り掲載し、解説しています。図版は、(1)城下絵図、?U城郭絵図(城絵図)、(2)真景図の各テーマに沿って収録。巻末には(3)徳島城下町変遷図や徳島城下絵図一覧、徳島城下町関連文献目録を作成。「総説 徳島城下絵図(平井松午)」ほか、個別絵図の解説も充実。(平井松午・根津寿夫編集。)
2012年3月再版 A4判 64頁 1,020円(税込) (郵送料310円)
阿波の茶の湯
財団法人今日庵の特別協力のもと、茶道資料館の共催を得て開催された特別展の展示図録。「1 利休と蜂須賀家政」「2 一燈と蜂須賀重喜」「3 玄々斎、知止斎と蜂須賀斉裕」「4 茶師上林家と蜂須賀家」「5 阿波ゆかりの茶道具」の構成に沿って、出品作品の図版を多数掲載。阿波徳島にゆかりの深い裏千家宗匠に焦点をあてながら、近世阿波の茶の湯の流れを明らかにしています。また蜂須賀家旧蔵品のほか、阿波焼をはじめ、みん平焼、庸八焼などの茶陶や、飯塚桃葉による蒔絵茶器など、近世阿波にゆかりの深い茶道具の優品についても紹介しています。なお茶道資料館副館長・筒井紘一氏による「阿波と茶の湯」のほか、小川裕久「蜂須賀家政と茶の湯」、根津寿夫「大名蜂須賀家と御用茶師上林春松家について」の各論考も収載。(図版解説執筆 小川裕久・鎌塚宏子・橘 倫子・降矢哲男)。
2011年10月 A4版 88頁 1,020円(税込) (郵送料310円)
蜂須賀三代 正勝・家政・至鎮―25万石の礎― 「売り切れ」
尾張の土豪から天下人豊臣秀吉に仕え、徳川の時代になって阿波・淡路両国25万石の大大名に成長した蜂須賀家。天正13年(1585)以降、明治時代に至るまで、阿波国(徳島県)を治めた徳島藩主蜂須賀家に関する理解を深めるため、その礎を築いた三代の当主(家祖正勝・藩祖家政・初代藩主至鎮)に焦点をあて、天下人豊臣秀吉や徳川家康との関係や阿波の国づくり・町づくりを具体的に明らかにした展覧会の図録。巻頭には、根津寿夫「総説 蜂須賀三代 正勝・家政・至鎮―25万石の礎―」と小橋 靖「特説 阿波塩業と製塩図―阿波の国づくりに寄せて―」のふたつの論文を掲載するとともに、多くの初公開資料を含む貴重な肖像画や古文書など、展示資料のずべてを「1 家祖蜂須賀正勝―秀吉の天下取りを支えた男―」「2 藩祖蜂須賀家政―徳島藩の礎を築いた男―」「3 初代藩主蜂須賀至鎮―戦場を駆け抜けた若武者―」「終章 徳島藩の成立―二代忠英と藩祖伝説―」の構成に基づき、鮮明な図版で紹介。さらに「コラム 阿波九城と駅路寺」や、詳細緻密な図版解説を収載しています。(編集・執筆 根津寿夫)
2010年10月 A4版 92頁 1,020円(税込) (郵送料310円)
描かれた城下町―水都発見―
吉野川をはじめ、多くの河川に囲まれた「水の都」徳島。この徳島の城下町が開かれた近世には、これらの河川は多数の船が往来する重要な交通路であり、海を通じてはるか遠くの町々につながる物流の大動脈としての役割を果たしていました。徳島城と同じ安土桃山時代から江戸時代初期に開かれた城下町では、こうした水との関わりが極めて重要な意味を持っていたのです。本書では、「1 金沢―百万石の城下町」「2 名古屋―三都に次ぐ巨大城下町」「3 広島―西国一の城下町」「4 萩―日本海水運の拠点・城下町」「5 徳島―四国一の人口を誇った水都・城下町」の五部構成で、これら江戸時代を代表する城下町を描いた資料の数々を収載しています。また、総説「描かれた城下町―水都発見―」では、それぞれの都市が持つ特色や水との関わりに光を当てながら、それらと徳島との比較を通して、近世城下町の特質を探っていきます。(編集・執筆 根津寿夫)
2009年10月 A4版 88頁 1,020円(税込) (郵送料310円)
絵図図録 第三集 阿波・淡路国絵図の世界 「売り切れ」
徳島城博物館が平成八年より取り組んできた「絵図調査会」。本図録は、その成果の第三弾となります。本図録が収載対象とする国絵図は、幕府の命令によって調進された一国単位の大型絵図で、土地台帳である郷帳とともに幕府に提出されました。また、大名家内部においても、こうした幕府撰国絵図とは別に、独自に藩撰の国絵図を作成し、支配に利用していました。本図録では幕府撰国絵図に加えて、これまで知られていなかった数多くの藩撰国絵図を掲載しており、国絵図研究や大名家所蔵絵図の研究に貢献するとともに、阿波・淡路の理解と関心を深めることを狙いとするものです。巻末には収載した国絵図の作成年代と阿波国・淡路国で起こった主要事項を年表式に書き上げ、それぞれの国絵図がどのような時代状況において作成されたものかを対照させる「阿波国絵図・淡路国絵図関連事項一覧」を収録しています。(資料解説・編集 平井松午・根津寿夫)
2007年3月 A4版 62頁 1,020円(税込) (郵送料310円)
源氏物語と宮廷文化へのあこがれ
徳島藩主蜂須賀家では、かつて「源氏物語絵巻」や「紫式部日記絵巻」「伊勢物語絵巻」などの絵巻や、「子日蒔絵棚」「舞楽蒔絵硯箱」などの漆芸品、「松浦宮物語」をはじめとする阿波国文庫本などの豊かな古典籍等々を所有しており、そこには源氏物語や宮廷文化への尽きせぬ憧憬の念を読み取ることができます。また蜂須賀家では、鷹司家との婚姻関係を通じて公家文化への傾斜を強めるようになります。そんな藩主家の意向を汲み取りながら、江戸時代後期、渡辺広輝・守住貫魚ら徳島藩の御用絵師たちは、数多くの源氏絵を制作するようになります。本書では「第一章 あこがれの源氏物語」「第二章、宮廷文化への憧憬」の二部構成によって、広輝・貫魚をはじめ、近世の絵師たちによって描かれた源氏絵や歌意図などを収載。さらに論考として「渡辺広輝・守住貫魚と源氏物語」(執筆 小川裕久)を掲載しています。
2009年2月 A4版 90頁 1,020円(税込) (郵送料310円)
水の都徳島再発見 秀吉の町・家康の町―川と人の織りなす歴史・文化―
平成19年に開催された第22回国民文化祭・とくしま2007の「吉野川文化探訪フェスティバル」の一環として開催された展覧会の図録。安土桃山から江戸前期にかけて成立した城下町の多くが、川や海に面し、河川を物流の大動脈として利用していることから、これら近世都市は「水の都」として捉えることが可能です。そこで本書では「一、秀吉の町 大坂」「二、家康の町 江戸」「三、水の都 徳島」「四、水軍の町 洲本」の四部構成によって、吉野川下流域に栄えた城下町徳島を中心に据えながら、大坂・江戸等の各都市と対比しつつ、川と人との関係を歴史的に紹介。解説として根津寿夫「水の都徳島再発見『秀吉の町・家康の町―川と人の織りなす歴史・文化―』」をはじめ、桑原恵「阿波の産物と阿波商人の活躍」、高橋晋一「水の都の祭りと芸能」、立石恵嗣「写真と絵図に見る近代の城下町徳島」を掲載しています(資料解説 根津寿夫)。
2007年10月 A4版 88頁 1,020円(税込) (郵送料310円)
蜂須賀家の名宝と大名美術の世界 「売り切れ」
徳島城博物館開館15周年を記念して開催された特別展の展示図録。まず「1 蜂須賀家の名宝」では、徳島藩主蜂須賀家伝来の美術品について、国宝「太刀 銘正恒」や専修大学図書館所蔵の蜂須賀家旧蔵本をはじめ、蜂須賀正勝所用の「革包腹巻具足」や蜂須賀宗鎮所用「緋糸威胴丸具足」などの武具、飯塚桃葉作「箏 銘九江」や「鶏蒔絵印籠」などの漆芸品、河野栄寿筆「昇天龍図」や鈴木其一・守一合作の「月に雁図」などの絵画など、名宝の数々を、鮮明な図版と詳細な解説とともに紹介。あわせて「2 伊達家の名宝」「3 上杉家の名宝」「4 真田家の名宝」では、他大名家伝来の貴重な美術品を紹介することによって、大名美術の世界への探訪を試みます。また巻末には担当学芸員・須藤茂樹執筆による総説「近世大名美術の世界―徳島藩蜂須賀家を中心に―」を掲載しています。「殿様の備え」「奥の道具」「殿様の茶の湯と能」「殿様の絵画と書跡」「殿様の和歌」「殿様の学問」「殿様の美術品収集と管理」の七項目にわけて、大名美術とは何かについて迫る論考です(編集・執筆 須藤茂樹)。
2007年7月 A4版 90頁 1,020円(税込) (郵送料310円)
美術の中の三国志
日本人の心を魅了し続けている『三国志』を主題として、日本において生み出されてきた多彩な造形美術や文化の歴史について、近世を中心に検証した特別展の図録。与謝蕪村や谷文晁、葛飾北斎や歌川国芳など、近世絵画の巨匠たちの作品をはじめ、歌舞伎や祭礼、節供行事や見世物など、近世文化に広く影響を及ぼしてきた『三国志』の魅力について「一、桃園結義 ― 物語のはじまり」「二、諸葛亮の世界」「三、英傑たちの風景」「四、神になった英雄・関羽」「五、くらしの中の三国志」「六、『絵本通俗三国志』の魅力」「七、三国志美術の現代 ― 夢のつづき」の七章で紹介。コラム「日本の関帝廟」のほか、論考として「描かれた『三国志』」を収載する(執筆 小川裕久)。
2006年10月 A4版 88頁 1,020円(税込) (郵送料310円)
大名の旅 -徳島藩参勤交代の社会史- 「売り切れ」
江戸時代の大名にとって最も重要な役目のひとつであったといえる参勤交代。本図録は、徳島藩における参勤交代を制度面から紹介するとともに、「大名の旅」としての側面にも着目して紹介しています。特に12代藩主蜂須賀斉昌が自筆で認めたと思われる日記からは、旅の途中で出会った人や、訪れた名所などの様子をうかがい知ることが出来ます。また総説「徳島藩の参勤交代」の他、図版解説、史料編も充実。江戸時代の大名の旅である参勤交代の具体像を見直してみましょう。(編集・執筆 根津寿夫)
2005年10月 A4版 82頁 1,020円(税込) (郵送料310円)
忘れられた文人画家 鈴木芙蓉とその周辺
徳島藩の御用絵師に列した鈴木芙蓉は、江戸の地で大ブレイクする江戸南画確立の立役者のひとりであるにもかかわらず、後輩である谷文晁の影に隠れ、「忘れられた文人画家」(南画家)といえます。その芙蓉の画業を紹介する今回の特別展では、まず「1.谷文晁と江戸南画」において〈江戸南画の大成者 谷文晁とその後の流れ〉、〈鈴木芙蓉の師?渡辺湊水・玄対〉の2節に分かち、芙蓉芸術が育まれた時代の絵画環境を探ります。ついで「2.徳島藩御用絵師鈴木芙蓉の画業」では、「鳴門十二勝真景図巻」をはじめとする代表作品を紹介。さらに芙蓉の養子で、徳島藩御用絵師を継いだ鈴木鳴門についても「3.徳島藩御用絵師鈴木鳴門の画業」において、初めてその画業の一端に触れ、最後の「4.芙蓉・鳴門と文人の交流」では、多くの画賛・序跋・共作などを通じて明らかにされる、芙蓉・鳴門の多彩な人的交流を紹介いたします。徳島藩に鳴門が提出した「成立書并系図共」などの資料紹介、さらに近年、大いに進展を見せている日本文人画研究の最新の動向も踏まえながら執筆された詳細緻密な「総説」と、「図版解説」もあわせて収載した展示図録です(編集・執筆 須藤茂樹)。
2004年10月 A4判 80頁 1,020円(税込) (郵送料310円)
華麗なる装い 「売り切れ」
「近世の装い」「蜂須賀家の装い」「飯塚桃葉の印籠」の3部構成で、184点の図版を掲載。重要文化財3点を含む、桃山~江戸期の服飾資料の名品、および初公開資料を多数含む徳島藩主蜂須賀家伝来染織資料を紹介しています。解説「近世の装い」「宮川一笑筆『江戸名所図屏風』」「蜂須賀家の装い(以上、小川裕久)」のほか、特別寄稿として高尾 曜氏の論考「飯塚桃葉の印籠」を収載。
2003年10月 A4判 80頁 1,020円(税込) (郵送料310円)
決戦関ヶ原―武将たちの闘い― 「売り切れ」
徳島城博物館開館10周年を記念して開催された特別展の展示図録。全国の武将が東西に分かれて争った、天下分け目の決戦「関ヶ原の戦い」。阿波の大名・蜂須賀家では、この最大の危機をどのように乗り切ったのか?重要文化財である「関ヶ原合戦図屏風」や徳川家康所用「南蛮胴具足」、「本多忠勝画像」をはじめとする数々の名品とともに、蜂須賀家の動向に関する新たな知見も交えながら、それぞれの武将たちの「闘い」のドラマに焦点をあてて紹介していく。内容は「1.関ヶ原への道程」「2.関ヶ原の戦い」「3.武将たちの闘い」「4.蜂須賀家の関ヶ原の戦い」「5.関ヶ原の戦いと女性たち」、さらに総説「決戦関ヶ原―武将たちの闘い―(根津寿夫)」ほか、充実した資料解説、史料編もあわせて収載。
2002年10月 A4判 82頁 1,020円(税込) (郵送料310円)
絵図図録 第二集 徳島城下とその周辺 「売り切れ」
絵図調査会による「絵図図録」第2集。今回の図録では、徳島城下各地区の絵図を、(1)「徳島城下とその周辺絵図」、(2)「水軍の町、安宅・沖洲」、(3)「徳島城下の土地利用」の3部構成で紹介。「徳島城御殿絵図」や「御山下島分絵図」など貴重な絵図を、最新の研究に基づいた詳細な解説とともに多数掲載しています。さらに巻末には、城下町に関する「史料編」も収録(根津寿夫解説)。「城下町徳島を総合的に理解していただけるよう構成」しています。解説の執筆は羽山久男、平井松午、坂東美哉、根津寿夫の各氏。(平井松午・根津寿夫編集。)
2001年3月 A4判 64頁 1,020円(税込) (郵送料310円)
武将茶人上田宗箇と桃山文化―徳島城表御殿庭園作庭者の素顔― 「売り切れ」
千利休や古田織部に学んだ茶人であり、また広島にある縮景園などの築庭家としても知られる桃山~江戸前期の武将・上田宗箇。「旧徳島城表御殿庭園」の作庭者とも伝えられている宗箇について、財団法人上田流和風堂の全面的な協力によって宗箇ゆかりの貴重な資料、道具類の出品を得て展示、紹介します。「1.武―武将上田宗箇の素顔」「2.茶―茶人上田宗箇の風雅」「3.庭―作庭者上田宗箇の妙技」の各コーナーに沿った詳細な作品解説とともに、論考「武将茶人上田宗箇と桃山文化―徳島城表御殿庭園作庭者の素顔―(須藤茂樹)」を収載。
2000年10月 A4判 70頁 1,020円(税込) (郵送料310円)
武将のふるさと・尾張―蜂須賀正勝・家政― 「売り切れ」
蜂須賀正勝・家政父子の「ふるさと」である尾張国蜂須賀村(美和町)と宮後村(江南市)。蜂須賀家と「ふるさと」との間に結ばれた交流の具体像を究明。寺社の造営・寄進や、由緒に基づく献上儀礼、同郷の武士との交友関係や、さらには家臣団形成や城下町建設等、「藩」成立をめぐる影響関係にまで説き及びながら、多角的に「武将のふるさと」を検証します。論考「総説『武将のふるさと・尾張―蜂須賀正勝・家政―(根津寿夫)」を収録。
2000年7月 A4判 64頁 1,020円(税込) (郵送料310円)
阿波の華 徳島城 「売り切れ」
天正13年(1585)徳島藩祖・蜂須賀家政によって築かれた徳島城は、明治8年(1875)の解体を経て、現在は石垣や表御殿庭園が残るのみです。この徳島藩主の居城であった徳島城について、絵図や棟札、板戸、瓦、古文書など各種資料により総合的に検証。徳島城の歴史や、華麗な御殿障壁画の数々はもちろんのこと、城内で起きた様々な事件や食生活に関する話題、あるいは奥女中など徳島藩に仕える女性家臣団などについても着目しながら、幅広く最新の研究成果を盛り込み紹介いたします。論考「『阿波の華 徳島城』概説(根津寿夫)」「徳島城年表」を収載。
1999年10月 A4判 66頁 1,020円(税込) (郵送料310円)
蜂須賀家の名宝 「売り切れ」
阿波徳島藩の大守・蜂須賀家に伝来した大名道具、歴代の藩主が収集し、愛好を受けてきた美術品類は、昭和8年(1933)の売り立てなどを経て、現在その多くは散在し、蜂須賀家の名宝の全容を知ることは容易ではありません。本書は、重要文化財「紫式部日記絵巻」をはじめ、国宝の伝周文筆「水色巒光図(山水図)」、重要文化財の「松浦宮物語」や「仲文章残巻」等に代表されるような、かつて蜂須賀家に伝来してきた名品の数々を一堂に展示、紹介した「神戸鳴門ルート全通記念特別展」をオールカラーで完全収録した展示図録。
1998年10月 A4判 64頁 1,020円(税込) (郵送料310円)
阿波踊り今昔物語 「売り切れ」
徳島の夏を彩るまつり・民俗芸能である「阿波踊り」。江戸時代から現代にいたる「阿波踊り」を描いた絵画資料を中心に、文献や古写真等の多彩な歴史資料も豊富に加え、現在知られている限りの阿波踊り関係資料を可能な限り掲載。徳島が全国に誇れる無形の宝「阿波踊り」の歴史と魅力を、新発見の資料とともに最新の研究成果に基づいて紹介する阿波踊り図録の決定版。巻末に論考「阿波踊りの流れ(須藤茂樹)」と「阿波踊り年表」を掲載。
1997年8月 A4判 36頁 1,020円(税込) (郵送料215円)
徳島藩御召鯨船 千山丸と徳島藩の船 「売り切れ」
第1部「徳島藩の船」では、阿波徳島藩が全国に誇った「阿波水軍」の活躍、さまざまな大名の船や「海の大名行列」ともいえる徳島藩参勤交代の実態などを検証するとともに、平成8年6月に国指定重要文化財に指定された徳島藩御召鯨船「千山丸(せんざんまる)」についても詳細に紹介。さらに第2部「将軍家と他藩の船」では、幕府や高松藩松平家・宇和島藩伊達家・熊本藩細川家なども取り上げ、阿波水軍について多角的に比較検証を試みています(須藤茂樹執筆)。
1997年6月 A4判 36頁 1,020円(税込) (郵送料215円)
近世御用蒔絵師の系譜 「売り切れ」
幕府や諸藩が召し抱えた「御用蒔絵師」に焦点を当て、近世漆芸史における武家と工匠との関係を検証。幕府に仕えた幸阿弥家や、加賀藩に縁の深い五十嵐家、さらに、小川破笠と津軽藩、観松斎飯塚桃葉と徳島藩、原羊遊斎と古河藩などを取り上げ、パトロンとしての藩と名工とのつながりを、実作品を中心に、下絵や古記録など関連資料も交えて紹介。論考「蒔絵の歴史―伝統様式の流れに沿って―(小松大秀)」「飯塚桃葉と徳島藩(小川裕久)」を収録。
1996年10月 A4判 88頁 1,020円(税込) (郵送料310円)
幕末・明治を生き抜いた絵師 守住貫魚 「売り切れ」
幕末に徳島藩の絵師となった守住貫魚(もりずみ・つらな)の画業を紹介。維新後、西洋画法が導入される中、かたくなに伝統的やまと絵の手法を守りつづけた生きざまと、激動する時代背景とを、貫魚の絵画作品とともに検証します。巻末に論考「幕末・明治を生き抜いた絵師 守住貫魚 概説 守住貫魚の生涯(須藤茂樹)」を掲載、「貫魚は近代絵画の創造を志したというよりも(中略)古典的な世界を明治期に展開させ、その画格の高さ、典雅さにおいて高く評価されていった」と結論付けている。さらに巻末には守住貫魚の印譜集・落款や略年表、「幕末・明治徳島住吉派の画系」等、豊富な資料もあわせて収載。
1996年7月 A4判 52頁 1,020円(税込) (郵送料310円)
近世大名の憧れ 紫式部日記絵巻の世界 「売り切れ」
かつて徳島城内にあった蜂須賀家旧蔵品「紫式部日記絵巻」を中心に、(1)絵巻とその周辺、(2)絵巻に描かれた世界、(3)王朝文化への憧れ、(4)蜂須賀家と王朝文化、のテーマに沿って名品を紹介。華麗な王朝文化の世界と、それに憧れた近世大名をはじめとする人々の美に寄せる心について検証する。巻末には論考「近世大名の憧れ『紫式部日記絵巻』の世界(須藤茂樹)」を収載
1993年10月 B5判 46頁 1,020円(税込) (郵送料215円)
戦国を生き抜いた大名 伊達政宗
戦国動乱の終末に産声をあげ、近世大名として見事に転身し、伊達62万石の基礎を築いた伊達政宗の生涯をたどった徳島城博物館開館記念第1回特別展。「伊達政宗」「天下統一の波と政宗」「文化人政宗」のテーマに沿って仙台市博物館所蔵の名品の数々を美しいオールカラー図版で紹介します。巻末には論考「伊達政宗―戦国を生き抜いた大名―(須藤茂樹)」の他、付録として略系図、略年表を掲載。(編集・執筆 須藤茂樹)
1993年1月 B5判 62頁 1,020円(税込) (郵送料215円)
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